らららの話

文が下手なので文を綴ります お手柔らかに

伝える 伝わる

 

文字は難しい

 

言葉にしたら一瞬で伝わることも

文字では伝わらない

 

友人にラインを送るにしても

教授にメールを送るにしても

今、こうして文字にしているように

時間をかけて編み出さなければならない

文字にすることはそういう意味で

私にとってはとても煩わしい作業である

 

文字は残る

 

言葉にしたら一瞬で消えてしまうことも

文字では残る

 

携帯を持っていない頃に楽しんだ交換ノートも

貸したものにありがとうと折って挟まれたメモも

文字を見ればそのときのことを大抵思い出せる

文字は大きさや形やあたたかさや強さがあって

そっくりそのまま変わらず残っている

 

文字は消せる

 

何度も何度も考えては消してまた書ける

練って練ってこれだ!と思うタイミングを待つ

ついうっかり口走ってしまう

なんていう失敗を格段に減らせる

 

しかし、一度文字にしたら取り消せない

その点においては言葉と大差ない

ニュアンスもジェスチャーも訂正も存在しない

文字は 一度世に出たらそれまでだ

 

だから私は文字にすることが怖い

 

何度も書いては消して書いては消してを繰り返す

それがたとえ、たった一言であっても

気の知れた友人宛であっても 家族であっても

私は迷いに迷って文字を選択する

想像もできないほどの時間と労力をかける

それがとても疲れる

それでも思い通りに伝わらないことがしょっちゅうある

一体、何度人を不快にさせただろう

 

だから私は文字にすることが苦手だ

 

いわゆる美しい日本語には到底及ばないし

知識も経験も感情表現も少なく乏しい

果たして今の自分の感情を

文字で伝えることはできるだろうか

 

だけど私は文字にすることが好きだ

 

思っていることをうまく文字に変換できない焦ったさも

単調な文字を自分の表現で着色しなければならないもどかしさも

面倒ではあるがその面倒くささが好きだ

手のかかる子ほど可愛いと似た感覚だろうか

 

私はこれから自分が思ったこと 感じたことを

文字にして記録しようと思う

 

話し言葉も書き言葉も普段からメチャクチャな

私の文を最後まで読んでくれる人はいるだろうか

というそもそも論から始まるわけであるが、

私の場合は人に見てもらう目的ではないから

考えていることを整理するのに役立てばいいかなと思う

 

きれいな言葉であるに越したことはないが

もしかしたら今後誰かが読むことがあるかもしれないし、

それなりの文は書こうと思う 自分の勉強のためにも

 

ただ、こだわりすぎたり 背伸びしたりせず

自分の言葉で記録することを大事にしたい

 

下手なりに一生懸命文字にする

そこから何かが伝わるといいなと思う

伝わったら嬉しい

 

 

ただ、もし何か間違っていたり

おかしな点があったりしたら こっそり教えてほしい